
“真実を暴く者VS正義を貫く者 魂がぶつかり合う極秘任務(シークレットミッション)ミステリー”
東京サミットの会場を予定していたリゾート施設"エッジ・オブ・オーシャン"で大規模な爆発があった。現場を警備していた警察官が死傷したというニュースの中に、コナンは安室透の姿を見つける。一方、警視庁の捜査会議では現場の遺留品に小五郎の指紋があったことから、小五郎が容疑者として逮捕されてしまう。公安の捏造を疑うコナンは安室に問い詰めるが、安室の態度は冷たいもので……。安室透は敵なのか? そして事件の真実とは?

シリーズ
名探偵コナン シリーズ
映画館で観た。公開初日、周りはほぼ安室透目当ての客で埋まっていた。自分もその一人だった。
コナン映画にしては異質な作品だ。爆発もカーチェイスもあるけど、物語の核にあるのは公安警察とサイバーテロ。IoTテロで東京を人質に取るという設定が、アニメ映画にしてはやけに生々しい。正直、途中の法廷シーンや捜査パートは子供には難しいだろう。でもそこが良かった。コナン映画がここまで大人向けに振り切れるのかと。
安室透——降谷零。この男の底が見えない。公安として動いているのか、個人の信念で動いているのか、最後まで読めない。味方なのか敵なのか分からないまま話が進む緊張感。あの曖昧さが、この映画を単なるヒーローものから引き離している。「僕の恋人は、この国さ」というセリフ、普通なら寒くなるはずなのに、安室が言うと成立してしまう。あのキャラクターの説得力は異常だった。
クライマックスの無人探査機が落ちてくるシーン。コナンがスケボーで爆走して、安室がRX-7で並走する。物理法則? 知らない。でもあの場面、映画館で身体が前のめりになっていた。リアリティなんてどうでもいい、このまま突っ走ってくれという気持ちだけがあった。コナン映画のクライマックスは毎回めちゃくちゃだが、このめちゃくちゃさは格別だった。
小五郎が逮捕されて、蘭が泣いて、コナンが一人で巨大な組織に立ち向かう。この構図は定番だけど、今回は相手が「国家」だ。悪い奴を捕まえればいいという話じゃない。正義と正義がぶつかっている。子供向けアニメでそれをやるのか、と少し震えた。
映画館を出た後、夜の街を歩きながら、安室透のことばかり考えていた。あの男は本当に正しかったのか。答えは出ない。出ないまま、もう一回観たいと思っている自分がいた。
定額配信
Disney Plus購入
Google Play Movies高山みなみ
Conan Edogawa (voice)
監督
脚本
櫻井武晴
音楽
大野克夫
上映時間
1時間50分
ステータス
Released
公開日
2018-04-13
日本公開日
2018-04-13
興行収入
約152.8億円($102M)
製作国
日本
制作会社
TMS Entertainment, Yomiuri Telecasting Corporation, Shogakukan-Shueisha Productions, Nippon Television Network Corporation, TOHO