
“光か、闇か...”
伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーが現れる。フォースが覚醒したレイは彼のもとで修行を重ね、やがてダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レンとの決戦に挑んでいくのだった。二人は“光"と“闇"のせめぎ合いの中で揺れ動き、互いに苦悩する。そんな中、スノークが率いる銀河の支配をもくろむ組織ファースト・オーダーとレイア・オーガナが指揮する同盟軍レジスタンスの銀河を二分する戦闘はますます激化していく。

シリーズ
スター・ウォーズ シリーズ
映画館で観た。エンドクレジットが流れた瞬間、頭の中がぐちゃぐちゃだった。面白かったのか、怒っているのか、自分でもよく分からない。ただ、とんでもないものを見せられたという感覚だけがあった。
ルーク・スカイウォーカーが、あんなことになっているとは思わなかった。銀河の希望だった男が、孤島で隠遁して、ジェダイを終わらせると言っている。最初は正直「嘘だろ」と思った。でも観ていくうちに、これはこれで筋が通っているのかもしれないと思い始めた。弟子を闇に落としてしまった人間が、もう一度教える側に立つことへの恐怖。あれは分かる気がした。
ライアン・ジョンソンは明らかに、観客の予想を片っ端からひっくり返しにきている。スノークの正体は? ぶった切られて終わり。レイの両親は? 誰でもない。ルークがライトセーバーを受け取る? 後ろにポイ。ここまで全部裏切られると、もう笑うしかなかった。賛否あるのは当然だろう。でも少なくとも退屈はしなかった。
カイロ・レンが、この映画で一番生きていたキャラクターだと思う。ダース・ベイダーの模倣者という立場から、マスクを叩き壊して自分の道を行こうとする。スノークの玉座の間での共闘シーンは、赤い背景にライトセーバーの光が交錯して、画としても凄まじかった。あの瞬間だけは、レイとカイロ・レンの間に本当に何かが生まれかけていた。
カント・バイトのカジノのくだりは、正直長い。フィンとローズのパートは映画全体のテンポを落としている。テーマとして「戦争で儲ける人間がいる」というのは分かるが、あそこに尺を使う必要があったのかと言われると苦しい。
逆に、ホルド提督のハイパースペース特攻。あの瞬間、映画館が完全に無音になった。音が消えて、スクリーンが白く裂けて、誰一人動かなかった。映画体験として、あれを超える瞬間にはそうそう出会えない。
ラストのルーク。塩の惑星クレイトに現れて、カイロ・レンと対峙する。あの足運び、あの余裕、あのたたずまい。そしてそれがフォースの投影だったと分かった時——やられた、と思った。最後に二つの太陽を見上げるルーク。エピソード4の夕日のシーンと繋がるあの画。マーク・ハミルはこの一場面だけで、全部持っていった。
賛否は今でも割れているし、自分の中でも完全には決着がついていない。でも何年経っても忘れられない映画というのは、それだけで価値がある。好きか嫌いかではなく、あの体験をしたという事実が残っている。そういう映画だった。
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Google Play Movies脚本
ライアン・ジョンソン
音楽
ジョン・ウィリアムズ
上映時間
2時間32分
ステータス
Released
公開日
2017-12-13
日本公開日
2017-12-15
予算
約450.0億円($300M)
興行収入
約1999.0億円($1.3B)
製作国
アメリカ
制作会社
Lucasfilm Ltd.